永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

犬看板集合! その7

※食事中の閲覧はお控え下さい※  念のため

 

今回もすべて東京都郊外です。

 

 

「ワン」の「フン」ですね。ふんふん。国立市

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ぬいぐるみみたいに可愛いですね!

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こちらもぬいぐるみみた…デカっ!?

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普通バージョンがあるなら何故…?

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この犬のシルエットは「ベルジアン・マリノア」でしょうか?立川市

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~おまけ~

「犬のシルエット」で思い出しましたが、先代犬の迷子札に犬種シルエット付きのものがありました。雑種犬ですが「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」のシルエットで作ってもらいました。裏面に電話番号が刻印されています。沢山出掛けた証拠なので傷だらけなのも勲章です(首輪も迷子札も山程持っていたのでもっと傷が少ないかと思っていましたが)。

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旅行や花火の機会が多い夏、愛犬家の皆様は迷子札の点検・装着を!

日本全国名付け紀行 「え」

「全国方言辞典」からの抜粋です。

全国方言辞典

全国方言辞典

 

※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

えーだー [南島喜界島] 蜻蛉。*1
えーねい [筑後久留米] たんと。たくさん。*2
えーのー [大分] 旋風。竜巻。
えっこ [津軽・秋田] 分家(家の意)。[常陸・福島・茨城] 犬の子。[福島県若松] 猫柳。
えどこぞー [静岡] 槇の実。
えべよ [富山] 飛魚。
えましばな [愛知県碧海郡] 紫雲英。れんげ。
えんえ [岐阜・和歌山・岡山県津山・広島] 縁。えんがわ。
えんまる [山梨] ①犬の子。②柳の芽。

 

「えーどり」は「餅つきの相手」(青森県野辺地・長野県佐久地方)で息が合うかと思ったけれど、Google検索すると「オエー鳥」だそうで…。
「えーやく」は「お世辞を言う者」(佐賀県藤津郡古見)。
「えーら」は海月(富山市)。アイルランド…。
「えかえか」(副詞)は「太っていて歩行になやむさま」(佐渡)。
「えぐち」は鼾(高知県幡多郡)。
「えこえこ」は「犬を呼ぶ語」「楊柳の花」(福島県棚倉)。*3
「えごえご」(副詞)は①「微笑のさま」「にこにこ」(茨城県北相馬郡)。②「遠慮なく物を食うさま」(佐渡)。
「えさ」は①家(山梨県北巨摩郡・長野)。②虚言。うそ(長野県上水内郡)。*4
「えざらわざら」(副詞)は「ぼんやり」「ぐずぐず」(山形県荘内)。
「えずい」(形容詞)は①眼に埃などの入った感じ(東北地方・佐渡)。②着物など窮屈な感じ(岩手県胆沢郡・宮城)。③大きい(宮崎)。④狡猾。ずるい(和歌山・宮崎・鹿児島)。⑤賢い(薩摩・広島県上蒲刈島・石見・山口県玖珂郡・大分)。⑥えらい。大した(山口県阿武郡)。⑦骨身を惜しまずよく働くさま(淡路島)。⑧気味が悪いくらい優遇される感じ(愛媛県南部)。⑨疲れて辛い感じ(滋賀)。⑩気味が悪い(仙台)。⑪冷酷。無情(尾張三重県度会郡山口県大島・高知)。⑫恐ろしい(西国・筑紫久留米・九州)。盛りだくさんです。
「えすかのほー」は「反対の方」「とんでもない方向」(山形県米沢)。
「えずっこい」(形容詞)は「歌など歌う時に渋滞するさま」(八丈島)。*5
「えぞ」は①「舟が岸に着いた時に揺れ動かないように船首の者がふんばる棒」(静岡県安倍郡)。②「こがね虫」(埼玉県入間郡)。
「えっさか」は「けわしい坂」(長野県下水内郡)。
「えっせい」(副詞)は平素。いつも(長野県佐久地方)。
「えってやー」は別れの挨拶の詞。さようなら。(富山県上新川郡)。
「えどまなぐ」は「大きくて窪んでいる眼」(津軽)。
「えびをすくう」は「凧がくるくる廻ること」(仙台)。
「えへる」は①「ふてくされる」「すねる」(青森・秋田)。②牝鳥が鳥舎についている状態(青森県三戸郡)。
「えぼがちげーろ」は「蟇(ひきがえる)」(群馬県勢多郡)。*6
「えまあふぁ」は継母(今母の意)(秋田県仙北郡)。*7
「えむる」(動詞)は「にらみつける」(九州の一部)。②叱る(大分)。*8
「えめえめ」(副詞)は「子供がめそめそ泣いてむずかるさま」(壱岐)。
「えもじげんたろ」はかまきり(富山市)。
「えりき」は「石油の空罐」(新潟県西頸城郡)。
「えりこーな」(連体詞)は「慾の深い」(滋賀県蒲生郡)。
「えりこばる」は「すねる」(愛媛県周桑郡)。エリコさん人気がある名前なのに意外!
「えれえれ」(副詞)は「気をもむさま」「はらはら」(高知)。
「えろはたんこ」は「いろはがるた」(伊呂波短歌の意)(宮城県石巻)。
「えわ」は虚言(鹿児島県屋久島)。
「えんごぶりー」は「淋巴腺炎」(千葉県君津郡)。
「えんじろー」は「上辺ばかり飾る者」(静岡県富士郡)。
「えんちょーじ」は①「四角な物が歪むこと」(長野県諏訪郡)。②「見当はずれ」(埼玉県秩父郡大滝)。
「えんつこばらい」は「末っ子」(嬰児籠払の意)(宮城県栗原郡)。
「えんま」はかまきり(徳島)。

 id:cenecio様に「いずい」という方言の流行語?を教えていただいたのですが、この辞典では「えずい」表記でした。しっくり来る説明になっているかネイティブの方に見ていただきたいのですが、長文が目にイズイでしょうか?

 

*1:Google検索では「エースでありリーダー云々」とか。

*2:a-nationは知りませんが。

*3:やめて!「エコエコアザラク」みたいにうちの犬を呼ばないで!

*4:①「新しくエサを建てた」②「それはエサエサ」と例文が。

*5:日本語しか操れないのに「歌が渋滞」ってちょっと分かりません…。

*6:「えぼ」は各地でかまきりだったり蜻蛉だったりします。

*7:継父は「えまてて」。

*8:「えみ」は「割れ目」「ひび」。「えむ」(動詞)は「栗などが熟して割れる」。「えめる」は「いじめる」(地方は省略します)。

日本全国名付け紀行 「う」

「全国方言辞典」からの抜粋です。

全国方言辞典

全国方言辞典

 

※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

※女性蔑視とも思える表現が出て来ますが、言葉と時代背景は切り離せないものなのでご理解のほどお願いいたします。※

うーまゆむん [南島徳之島] おてんば(雄猫者の意)。
うーや [南島小浜島] 長子。長兄。
うーるく [茨城県新治郡] 周囲。
うくしふし [南島与那国島] 暁の明星(起し星の意)。
うくせ [高知] 出世のしお。浮かぶ瀬。
うしい [肥後菊池郡の狩人] 牡猪。*1
うしう [北越後] (副詞)早く。
うしとー [南島黒島] 弟妹。
うたき [南島首里] 神社。
うたり ①[長野県南佐久郡静岡県榛原郡] 沼地。湿地。②[静岡県安倍郡] 入海になった波の静かな所。③[静岡市] 波がひいたあと海水が残って溜まっている所。④[静岡県志太郡] 沖の波と浜の波との中間の静かな所。⑤[静岡県田方郡] 渚。*2
うちゅき [南島] 風呂敷。
うっかたなか [長崎県五島] (形容詞)容貌の酷似していること。生き写し。「あの子は母親にウッカタナカ」。
うてぃだ [南島] 夕日。落日。
うなつ [鹿児島県肝属郡] 盛夏。真夏(大夏の意)。
うのお [四国] 猪の牡。
うのせ [愛知県幡豆郡] 東風。
うのほし [福井県敦賀] 明星。
うむざ [南島八重山] 猪。
うりずん [南島] 旧暦2、3月頃。
うるけ [兵庫県佐用郡] 旋毛。*3

 

「うー」は鰻(大坂・大阪)。*4
「うーご」は長男(大分)。*5
「うーぱーぱー」は曾祖母(南島島尻)。
「うえんちゅ」は鼠(上の人の意)(南島首里)。*6
「うかか」は鵜(岐阜県武儀郡)。
「うきょつく」は「うかれて騒ぐ」(新潟県中蒲原郡)。
「うぐるっしょ」は叢(奈良県吉野郡)。
「うげ」は①「猪の胃袋」(大隅百引)。②「古木の一部が朽ちた洞」(対馬)。③「粗末な箸」(山形県荘内)。
「うざうざ」(副詞)は①多くのものが群がってうごめくさま。うようよ(壱岐)。②悪寒がするさま。ぞくぞく(埼玉県幸手・神奈川県津久井郡)。③ぶつぶつ言うさま(和歌山・兵庫県神戸)。
「うさぎ」は海上に白波の立つ事(新潟県頸城地方)。
「うさっぴゅーか」(形容詞)は「薄っぺらだ」「浅い」(佐賀)。
「うさま」は蜻蛉(南島徳之島)。でもビンラーディン感。*7
「うしぬすっと」は「だまっていて油断のできぬ者」(岡山)。「無口の者」(徳島)。冤罪だと思う…。
「うしのこっこ」は菫(鹿児島)。
「うしゅまい」は祖父(南島八重山)。
「うす」は①「無籍者」(岐阜県吉城郡)。②山から伐り出した木材を滑り落とす時それに当たって止まらせる仕組みになっている所(奈良県吉野郡・和歌山県日高郡)。
「うすくれー」は「虚言」「うそ」(埼玉県北葛飾郡)。
「うすなべじょたい」は「小裕福な口のおごった家」(愛媛県大三島)。*8
「うすぬっか」は「きまりが悪い」「ばかばかしい」(薄温の意)(熊本)。
「うすばた」は「餅つきの時に臼のそばに落ちた餅のかたまり」(新潟県中魚沼郡)。魚沼の餅もったいない!
「うすまい」は祖父(南島八重山)。でもタバコの銘柄らしいです。
「うずら」「うずらみ」は桑の実(静岡県磐田郡)。
「うちあいこんぼ」は出あいがしら(三重県度会郡)。
「うっちゃきのうちち」は「一昨々日」「さきおととい」(八丈島)。
「うっぷたっぷ」(副詞)は「たらふく」「じゅうぶん」(壱岐)。「ウップタップ飲み食いして来た」って、充分通り越して拷問では?
「うな」は「牝牛」(岐阜県揖斐郡)「牡鹿」(長野県下伊那郡)「おまえ」(各地)。
「うなずく」は「いい気になる」(山形県置賜地方)。「おいウナズクなよ」と言われたらうなずいてしまいますね。
「うの」は牝牛(大分県日田郡・長崎・佐賀県藤津郡・福岡県朝倉郡)。
「うふっちゅ」は大人(大衆の意)(南島)。
「うまれかわる」(動詞)は「生まれつき智力が父に劣る」(九州)。えっ?
「うみなりぼし」は北極星(岩手県下閉伊郡)。
「うらけらひか」(形容詞)は「旅に出た夕方などの心寂しさ」(長崎県五島)。
「うるさい」(形容詞)は「きたない」(和歌山県南部)「肩身がせまい」(大分・壱岐)「たやすい」(青森)「殊勝」(高知)など。
「うんじゃーぎ」は「ぶらんこ」(南島国頭)。
「うんつぁー」は伯叔父(茨城県行方郡)。
「うんばうんば」(感嘆詞)は「おやおや」(静岡)。

 

牛模様の犬や猫、猪っぽい動物は沢山居るので、命名の参考にして下さい。

 

「うたき」「うりずん」は何となく分かりますが、うたきを「神社」と訳すのは少し乱暴かなと思います。

 

 

*1:業界用語登場!?

*2:「うだり」は「ぐずぐずしている人」(埼玉県幸手)。「うたる」は「じめじめする」(山梨県中巨摩郡)。

*3:「うるける」は「ふやける」(東北地方)。

*4:「大坂」「大阪」両方書いてありました。他「芭蕉」(南島首里)とも。

*5:何かのキャラクター名らしいので書いておきました。

*6:「うえのあねさま」とも(福島県伊達郡)。

*7:ところで、いつからコーランクルアーン、ビンラーディン→ビン・ラディンetc.表記になったんでしょうね?

*8:「うすなべ」は「鉄以外の鍋」「みだらな女」「淫売婦」(地方は省略します)。

日本全国名付け紀行 「い」

「全国方言辞典」からの抜粋です。

全国方言辞典

全国方言辞典

 

※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

いーちゅ [南島] 糸。*1
いーり [南島喜界島・徳之島] 男の兄弟を女から言う称。
いおき [長野県下伊那郡] 蚕が眠りから覚める事。
いかい [各地] ①大きい。大変な。②たくさん。多量に。*2
いぐら [山口・大分] かわら葺の家。 [熊本県上益城郡] 財産家。
いさは [常陸] 青白の斑なる葉。
いさみ [出羽] 酒。
いさむ [宮城県亘理郡荒浜・愛媛県温泉郡] (動詞)船霊様が大漁や時化などを知らせてくれること。*3
いしょーしゃ [南島] (形容詞)嬉しい。
いしょと [奄美大島] 漁夫。
いそみ [島根県美濃郡] 和船。
いぞろ [岐阜県吉城郡] 不揃い。
いちぐり [愛知県幡豆郡] 旋毛。
いちゅび [南島・奄美大島] いちご。木苺。
いちろー [岡山県児島郡] 土用の入り。
いっけ [加賀・関東以西] 親類。親族。
いっせん [九州・筑後久留米・高知] 理髪師。髪結い。
いっちかっち [静岡県小笠郡] 団栗。
いなさ [江戸] 東南風。 [中国四国以東] 海から来る東南風。
いにー [南島喜界島] 棘。
いにゃむに [南島喜界島] 小麦。
いねら [八丈島] 百合。
いのー [南島八重山] 竜巻。 砂。
いのす [愛媛・高知・鹿児島] 柚。
いへだ [奄美大島] 蜻蛉。
いりえー [南島首里] 夕方。
いりそ [秋田県鹿角郡] 精選した良質の麻糸(選麻の意)。
いんかもーら [南島新城島] 河童。
いんどぅらー [南島喜界島] 雀。

 


「いかとりぐも」は入道雲(烏賊捕雲の意)(大分)。何故?
「いかなちゅーつろばってんから」は「いかにしても」(長崎)。長い。
「いかめしい」は「うらやましい」(四国)。
「いきなり」は「だらしないこと」「ふしだら」(山梨・伊豆・長野・三重県名張・和歌山・岡山・広島・石見・熊本)。
「いぐすり」は鼾(山梨・静岡)。
「いけいけ」は①(副詞)「ありあわせ」(奈良)。②飲食などの費用を相殺にすること(大阪)。*4
「いけばやし」は追いはぎ(壱岐)。
「いげほいど」は吝嗇漢(青森県野辺地)。
「いけんでんこげんでん」は「どうしても」(どうでもこうでもの意)(鹿児島)。
「いこ」は①当歳の熊の子(福島県南会津郡)、②眠っている蚕(長野県下伊那郡)で良いかと思ったけれどGoogle検索により却下。
「いし」は団子(三重)。
「いしい」は①悪い。②苦しい。③荒い。④おいしい(地方は省略します)。
「いしぐるま」は小石を踏んで転ぶこと(石車の意)。「イシグルマに乗る」(高知・周防大島壱岐)。
「いすか」は「大まちがい」(静岡県佐波郡)。
「いずむ」は「ねたむ」「ひがむ」(長野県佐久地方)。*5
「いそがんす」は「うに(海栗)」(伊豆大島)。
「いたい」は「身体に樹脂をこすりつけて固くなった猪」(長崎県五島)。*6
「いたいたのこ」は「愛くるしい子」(岐阜県本巣郡)。
「いたちぐも」は夏雲(加賀)。
「いたみいる」は「気の毒だ」(米沢)。
「いたりねこ」は「どろぼう猫」「のら猫」(東国・群馬県勢多郡)。
「いたる」は「見栄をはる」「おごる」(富山・福井県坂井郡山口県豊浦郡)。
「いちあは」は「ふけ(雲脂)」(南島国頭)。
「いちごっけーり」はでんぐり返し(越後返の意)(神奈川県津久井郡)。
「いちたらい」は池(南島与那国島)。
「いちるい」は「親類」「親戚」(米沢・愛媛県松山・長崎・佐賀)。
「いっかいもくさい」は「いっさいがっさい」「残らず」(仙台)。
「いっきい」は「きたない(幼児語)」「ばばっちい」(仙台)。
「いったんぎも」は「気みじか」「短気者」(新潟県魚沼郡)。
「いっちょきちょらい」は「一番よい着物」「一張羅」(福井)。*7
「いってかえります」は出がけの挨拶の詞(広島・愛媛県松山)。*8
「いど」は「居間」の地域もありますが「尻」「肛門」の地域も(地方は省略します)。
「いなば」は「おてんば娘」(鹿児島県肝属郡)「いたずらっ子」(三重県度会郡)。
「いぬごぜ」は神社の狛犬(高知)。
「いねつむ」は大晦日に寝ること(稲積むの意)(淡路島・愛媛県新居郡)。
「いのせ」は夫婦(古語いもせ)(大分)。
「いばらしょーべ」は薔薇(茨薔薇の意)(滋賀県阪田郡)。
「いびりこんにゃく」は人をいじめること(仙台)。
「いぼ」は五女(三重県南牟婁郡西山)。
「いみる」は「嫌う」(香川県三豊郡)「増える」(筑後久留米・九州)。
「いやすび」は乳児が眠りながら笑顔をすること(壱岐)。
「いらいら」(副詞)は①「炎天で日光にあたる感じ」(佐渡)。②「ざらざらする感じ」(栃木県河内郡)。③「刃物などの鋭い感じ」(南島喜界島)。
「いらして」は人を送る時の挨拶の詞(石川)。
「いれおかい」は「御飯から粥にした物」(奈良・和歌山・大阪・京都)。
「いわぐも」は「夏の雲」「入道雲」(播磨・奈良・大分)。*9
「いわしなべ」は遠縁の者(茨城県北相馬郡)。*10
「いんがらぼし」は河童(和歌山県東牟婁郡)。
「いんでぃ」は蕪(南島国頭)。

「きも」が「いったん」って短いでしょうか?腸だったら短いですけど「肝」ですよね?*11

 

*1:Google検索では「絹」。

*2:それぞれの地域は原典に詳しく書いてあります。

*3:「いざむ」は「ねたむ」(石川県江沼郡)。

*4:①「昼飯はイケイケにしておく」②「今日の勘定はイケイケにしておこう」と例文が。

*5:「いずみ」は「井戸」「わら製のゆりかご」「おはちいれ」(地方は省略します)。

*6:他、(形容詞)「病気を病むこと」「湯などの熱いこと」(地方は省略します)。

*7:他地域にて「いっちょーらい」「いっちょーろーそく」とも。

*8:私は初耳ですがドラマで有名みたいですね。

*9:「いわたてぐも」とも(大分・長崎)。

*10:「いわしにたなべ」とも(盛岡)。

*11:東京都調布市のデザインマンホールです。鬼太郎を見つけられなかったのでまだ記事にできません。

日本全国名付け紀行 「あ」

 今回はこちらの「全国方言辞典」から抜粋していきます。

881ページの辞典。大プロジェクトになります。

全国方言辞典

全国方言辞典

 

※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

 

あーけ [鹿児島県種子島] 蜻蛉。
あいのかぜ [日本海沿岸各地] 古語あゆのかぜ。基本は北東風を指すが地方により方角は様々。*1
あいのきしば [伊豆八丈島] 紫陽花。
あがりまち [千葉県長生郡] 祭の翌日。
あきさか [宮城] 秋の初め頃。
あけどり [大分県鶴岡] 蜻蛉。
あこーどり [南島宝島] きつつき。
あこーくろ [熊本・宮崎・沖縄] 夕方。夕暮。*2
あさかやま [西国] 寒紅梅。
あさとー [肥後菊池郡] 朝。
あさにじ [長野] 朝焼け(朝虹の意)。
あさまつ [群馬県勢多郡] 西風。*3
あさまり [鳥取] 朝。*4
あしじ [南島島尻] 紺色。
あしじろ [壱岐] しのつく雨。
あしたよる [熊本] 暁方。
あすてり [播州赤穂] 明日。
あせー [南島喜界島] 朝焼。 [南島] 姉。おかみさん。
あぜー [鹿児島県谷山] (形容詞)非常な。大した。
あちゃゆさんで [南島] 明晩。
あとてさま [仙台] 太陽。日輪。
あび [伊豆御蔵島八丈島] いちご。木苺。
あまいぬ [津軽・宮城] 神社の飾り犬。狛犬
ましろ [徳島県美馬郡] 日照雨。
あまゆー [南島首里] 豊年。*5
あもい [南島黒島] 鬣。たてがみ。
あゆのかぜ [北国] 東風。
あらみ [三重] 魚群を見張る人又は魚見櫓。

 

 

「あほ」は子馬(岩手県江刺郡)!馬は賢いのに馬鹿とかアホとか可哀想。
「あーゆい」は可愛い響きなのに「闘う」(南島喜界島)。
「あお」は黄色(越後・飛騨・福岡)!?
「あおのろし」は青大将(東北)。ガンバの冒険」の敵役みたいです。
「あおひきどんくー」は青蛙(長崎)。
「あおろじ」も青大将(新潟・長野)。*6
「あかし」は「訃報をもたらす人」(静岡・長野)。(「ろうそく」(仙台)「たいまつ」(各地)等の意もあり。)
「あかはらおび」は切腹(仙台)。こわーい!!
「あきあじ」は「塩鮭」(各地)「秋になって味のうすい鯵」(伊勢)。
「あしのうらを掻く」は「約束を守らないこと」(新潟県頸城地方)。
「あたま結わえる」は「困り果てること」(愛媛県大三島)。
「あーたーまいー」は脱腸(南島喜界島)。
「あちゃとてた」(擬声語)は「ほととぎす」(岩手県九戸郡)。
「あにぇぞいっ」は薬指(姉指の意)(薩摩)。
「あまいのー」は龍巻(南島宮古島)。(竜巻ではなく龍巻と記載)
「あまごーら」は銀河。天の川(天河原の意)(壱岐)。
「あむでぃ」は格好いいけれど「暗礁」(南島加計呂麻島)。*7
「あめりか」は燐寸(秋田県河辺郡岩手県岩手郡)。
「あやける」は子供が大人の席へ連れ出されてあっけにとられること(徳島県美馬郡)。(「おどろく」(高知)「あわてる」(群馬・長野)の意も。)
「あやとり」はお手玉(北海道)。
「あやめ」は「馬鹿」「うつけ者」(京都・富山・石川)。
「あらあらゆび」は人さし指(秋田)。

この中で私が知っていたのは「あこーくろ」だけでした。

(珍しいものを選りすぐったのですが)

 

 原典がひらがな表記だったので私もひらがなにしたのですが*8カタカナの方が似合いそうな言葉が沢山ありますね。

 

*1:原典に詳しく書いてあります。

*2:「アコークロー」が有名ですが「あこーくろ」表記でした。

*3:Google検索結果が…誤解されてPV増えそうな予感…。

*4:これも誤解を招くのか…。

*5:「あまゆん」は「叱る」(南島沖永良部)。

*6:青大将を指す方言は他にも多数ありました。

*7:パチンコ屋の名前でもあるらしいです。

*8:後に出てきますが例文はカタカナです。