キャラメル箱の庭

夕焼け空、森の彼方

描いた夢が観られそうな方へ

分かり始めた故郷へ

帰れるのはいつになるだろう

大樹に誓いをかけて

あとはどの方向に?

メッセージを託せば

空に見えない橋をかけてくれるだろう

木陰で楽しい時間を

木洩れ日のような会話と笑い

もっと日常を愛そう

自分の足で見つけた世界のために

迎え入れてくれる街

幸せな日はとことん幸せ

歩んだ刻は輪廻の先

湧き出る追憶をどこまで辿れるのだろう

晴れた日のランチは

夏の庭がとても近くに

これからが夏なのに

どうしてそんな色なの

空と緑に吸い込まれ

いつしか眩い光になる

もっと高く力の限り

誰にも縛られないたった一つの夏だから

静かで賑やかな会話

いつか同じ言葉で話しかけよう

太陽が雲を透かして

月のような輪郭のまま世界を一変させる

雨の後は森へ行こう

滴りは緑色のささやき

そろそろ目を開けて

まだ眠っていたいってそれは君が全盛期を知らないから

宝物の扉を見つけて

みんなとかけがえのない夏を

熟れた星は重たげに

夏という試練を下すのに生命は軽やかに伸びてゆく

かつて走った道が今

そっと黄昏を湛える

向日葵と翡翠の水辺

真夏の夢はもう始まっていた

そんな雨も出逢いに

晴れていたら振り向かなかったでしょう?

それでも受け止めて

動物には想像もつかない耐性

泣きはらした全ては

虹を待っていた

歴史に寄り添うなら

栄華と過ちの先の芸術の琥珀の裡へ

薔薇が窓辺を飾ると

しばらく君に逢えない

どんな顔で見上げる

きっともう光は眩しすぎて

じっと太陽を潜めて

紫の陽が朽ちかける

そよ風がくぐり抜け

梅雨空に涼風のささやき

荒野さえ潤んだ季節

本当はどこで泣いたっていい

黄緑の原のアオサギ

その花が好きだから