星にまつわる珍しい語句を紹介しています。
こちらの本から抜粋しましたが、説明文を自分の言葉で少し短くしているので、気に入った語句があったら命名する前に原典をご確認下さいね。
★エスニャ [イギリス] マンチェスター地方の豊穣の女神エスニャは月の女神。丘の地下に住む。マンチェスターの人々は夏至の日エスニャの丘と呼ばれる場所で豊作を祈るエスニャの祭りを行う。
★エリュティア [ギリシア・ローマ] 明けの明星ヘスペロスの娘たちヘスペリア・アイグレ・エリュティアのヘスペリデス3姉妹はヘラの黄金のりんごを守っていた。
★王良 [中国] (※読みの記載無し※)中国の星座でカシオペヤ座の一部。「戦国時代の名御者」の意。
★王良星 [アイヌ] (※読みの記載無し※)「明月記」にカシオペヤ座の名称として紹介されている。また江戸時代後期には船乗りの間でカシオペヤ座の呼称として使われた。
★ガアシェンディエタ [北米] セネカ族に伝わる巨大なドラゴンで火を吐き天空をかける。流星の炎を放つドラゴンと呼ばれている。
★カエール・グィデオン [ウェールズ] ケルトの民話では、銀河はカエール・グィデオン(グィデオンの城)と呼ばれた。グィデオンは善と技芸の神、ケルトの文化神。
★カヤノカ [アイヌ] アイヌの伝承でからす座四星のこと。「帆かけ星」の意。
★カラリワリ [北米] ポーニー族の伝説で北極星をカラリワリ(動かない星)と呼ぶ。周囲の星がまわりを回っているので族長の星とみなした。
★カルマータン [チベット] チベットの言葉で「星の平原」。星宿海(大湿原)のこと。
★キリャ [南米] コリカンチャに祀られている月の女神。皇帝のコヤ(正室)は現世におけるキリャの化身とされた。
★クイチュ [南米] コリカンチャに祀られている虹の神。
★ククルカン [中米] アステカ文明のケツァルコアトルがマヤに輸入された時の名。死後金星になったとされる神。
★ク・ノチウ [アイヌ] アイヌの伝承で北斗七星αβを除く五星のこと。「弓星」の意。
★クムク [中米] マヤの太陽年の十八番目の月を表す。
★クルキル
★クトフ [ロシア] チュクチ族の神話。クルキル、クトフと呼ばれるワタリガラス*1は厚い氷の天空にくちばしで穴をあけて地上に光をもたらし、ボール遊びをしている子供から毬を奪って太陽・月・星にしたという。
※他に「エオス」という太陽の馬の名もあったのですがググって泣く泣く却下。「エウノミアー」「エイレーネー」(そして「ディケー」のホーラー3女神)は人間に愛想を尽かして天に駆け上がりおとめ座になったとのことでこちらも却下。「エルリク」の響きも好みですが死者の王で悪い神との事。※
*1:2羽のカラスだと思い込んでいましたが、どうやらクトフの別名がクルキルのようです