永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

星がくれた名前 4

 

星にまつわる珍しい語句を紹介しています。
こちらの本から抜粋しましたが、説明文を自分の言葉で少し短くしているので、気に入った語句があったら命名する前に原典をご確認下さいね。

星の文化史事典

星の文化史事典

 

 

計都(けいと) [アジア] 日蝕、月蝕を起こす架空の天体。計都・羅睺(らごう)に日月五惑星を加えたものを密教で九曜と呼ぶ。インドではケートゥと発音する。インド神話に登場する惑星神の一人で彗星または日月蝕を起こす魔物。ケートゥは1001種類とも、1つで形が変わるだけとも言われるが、形によって豊作だったり不吉だったりする。

ケツァルコアトル [中米] トルテカ族の神。「羽毛の蛇」の意。風の神であるが太陽と同一視されることも。人間に暦の作り方、天体観測を教え、死後金星になったとされる。

闕邱(けっきゅう) [中国] 中国の星座で、西洋星座のいっかくじゅう座の一部。「都の門」の意。

ケフ [中米] マヤの太陽年の十二番目の月を表す。火の祭りが行われる。

コミケイス [北米] ブラックフット族の太陽神ナトスの妻で月。

虎賁(こほん) [中国] 中国の星座で西洋星座のしし座の一部。「皇帝の側近の武官」の意。

コリニー暦 [ケルト] フランスのコリニーで発見された紀元前1世紀の暦。ケルトの四大祭り(インボルグ・ベルティナ・ルーナサ・サウィン)が大陸でも行われていたらしいことが分かる。

コルカ [ペルー] インカでの昴の呼び名。また、さそり座の尾の部分の名でもあるという。「穀倉」の意。

歳星 [日本] 木星。東と春を司る。「暦林問答集」によると天地人三才を観察し、天下の理を決定するとある。明るく輝いていれば国は安泰という。「吾妻鏡」には1244年幕府が歳星祭を行った記録がある。

サウレ [バルト] バルト諸国の太陽の女神。水差しから光を注ぐ。緑の蛇たちの擁護者。

ザナハリィ [マダガスカル] マダガスカルの天空神。男性でも女性でもある。

サフ [エジプト] エジプト独自の黄道星座であるデカンの一つでオリオンの三つ星にあたる。

サムラトヤントラ [インド] 18世紀、インドのジャイプールの観測所の、高さ27mにもなる日時計

サラコロノチウ [アイヌ] 彗星。「尾をもつ星」の意。

参旗(さんき) [中国] 中国の星座で西洋星座のオリオン座の一部。「オリオンの三つ星を描いた旗」の意。

三星 [中国] 「三つの星」の意で中国の三吉祥神のこと。福星(揚公)「幸運」・録星(文昌)「金運」・寿星(寿老)「長寿」。

三台 [中国] 中国の星座で西洋星座のおおぐま座の一部。太師・太傅・太保の三役の意。

 

※ふりがなの無いものは原典にも記載無し。歳星をググると「Saishō」だったり「サイセイ」だったりしますね。※

 

※「サマエル」は火星を司る天使と書いてあり、良い名だと思ったのですがWikipediaに「神の悪意」などと載っていました。※