日本全国名付け紀行 「な」

「全国方言辞典」からの抜粋です。


全国方言辞典

全国方言辞典

 

※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

※差別的表現が出てきますが、言葉と時代背景は切り離せないものなのでご理解のほどお願いいたします。※

なーさ [奄美大島] 翌日。
なーみ [南島喜界島] (代名詞)あなた。
なーやー [茨城県稲敷郡・千葉県佐原] 兄。
なかぜ [神奈川県中郡] 仲兄。*1
ながせかぜ [近江国湖水] 春夏の風。
ながそろ [仙台] 牡鹿の角の叉のないもの。
なかっちゃ [南島石垣島] 三人兄弟の仲の者。仲子。
なかりま [広島県上蒲刈島] 庭。
なっこ [東国・埼玉] おてだま。
ななこ [京都] おてだま。
ななと [北国] 沢潟。おもだか。
ななよのほし [福島県北部] 北斗七星。
なね [三重県度会郡] (接尾語)さん。姉。「花子ナネ」。
なはせー [南島黒島] 仲兄。
なみ ①[奄美大島] (代名詞)あなた。②[熊本県玉名郡] 五穀の出来ばえ。 

f:id:jerich:20171008230719j:plain
「な」は①「幽霊」(福島県伊達郡)。②「鍋」(新潟)。③(感嘆詞)「応答の辞」「はい」(秋田・福島)。④(助詞)「が」(三重県度会郡徳島県美馬郡山分地方)。
「なーご」は蝗(常陸鹿島辺・茨城県多賀郡・千葉・埼玉県南埼玉郡群馬県勢多郡)。機嫌のいい猫かと…。
「なーしか」は「今晩」(南島嘉手納)。
「なえ」は「地震」(盛岡・京・肥後菊池郡秋田県雄勝郡・山口・大分・宮崎・熊本県葦北郡・鹿児島)。
「なおし」は「あずさみこ」「市子」(中国)。
「なか」は①「次女」(八丈島)。②「小椀」「汁椀」(石川県鳳至郡)。
「なかい」は①「台所」(隠岐)。②「土間」(長崎県野母半島)。③「茶の間」(熊本県球磨郡)。④「主婦」「妻」(甲斐・山梨)。
「なかさい」は①「物と物との間」(佐渡)。②「三人兄弟の仲の者」(福岡県糟屋郡)。
「ながしま」は「長居」「長居者」(茨城)。
「ながせ」は①「梅雨」(愛知県知多郡・四国・大分県北海部郡・宮崎・福岡県朝倉郡・佐賀)。②「晩夏初秋の頃に降りつづく雨」(愛知県大野町・鳥取)。
「なかにし」は「乾風」「西北風」(尾張)。
「なかね」は「女褌」「こしまき」(三重県志摩郡・島根県八束郡)。
「なぎ」は「縦の長さ」「奥行」「日帰りのできないほど遠い所にある田畑」「山などの崩れた所」「あさざ」(地方は省略します)。
「なきびちょ」は「泣きむし」(仙台)。
「なぐりもの」は「雑魚」(静岡県志太郡)。
「なご」は「霧」「細かい砂などの飛ぶもの」「蝗」「雑魚」「家つきの下男下女」「おてだま」(地方は省略します)。
「なごし」は「旧六月晦日の祭事」(壱岐大隅)。
「なさ」は「家の周囲の下水」「溝」(隠岐)。NASAとは大違いですね。
「なっとだいく」は「下手な大工」(青森・岩手県紫波郡)。
「なな」は「花の幼児語」「菜の幼児語」「妻」「母」「姉」「目上の女の称」「下女」「嬰児」「所有物を表わす(助詞)」(地方は省略します)。
「なべかぶり」は「仲間はずれ」(大分)。
「なまもの」は「未熟者」「馬鹿者」(南島)。
「なら」は①(代名詞)「汝等」「おまえたち」(新潟・南島八重山)。②(助詞)「やら」(三重県阿山郡)。
「なんな」は①兄(千葉県夷隅郡)。②父(静岡)。
「なんまーみあな」(副詞)は「可哀そうに」(伊豆大島)。マンマミーア?


「仲」じゃなくて「中」だと思ったのですが、Google検索によると「仲」でいいんですね。知りませんでした。

  

*1:「川の中にある洲」(山梨)の意も。