日本全国名付け紀行 「わ」

「全国方言辞典」からの抜粋です。


全国方言辞典

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※細心の注意を払って記事を作成していますが、かなり長期的な作業になるので間違いも出てくると思います。資料として使用される方は原典の確認をお願いいたします。※

※差別的表現が出てきますが、言葉と時代背景は切り離せないものなのでご理解のほどお願いいたします。※

わーなとぅ [南島喜界島] (若夏の意)初夏。
わか [仙台・福島] 巫女。いちこ。
わかなつ [南島] 四五月頃の穂の出る時分。
わたりぼし [大分] 流星。

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「わかいこ」は「繭をつくるようになった蠶」(香川県三豊郡)。
「わかいしゅ」は「猿の忌詞」(奈良県吉野郡)。
わかば」は「ゆずりは」(丹波奈良県十津川・和歌山県東牟婁郡・徳島・愛媛)。
「わかめ」は「乞食」(滋賀県蒲生郡)。えっ!?
「わかやまふみ」は「正月三日に初めて山へ木を伐りにゆくこと」(和歌山県日高郡)。
「わかよ」は「嫡子」(大分)。
「わくわく」(副詞)は「ふるえるさま」「わなわな」(山形県米沢)。
「わぐわぐ」(副詞)は「ふるえるさま」「わなわな」(秋田県鹿角地方)。英語の wag wag は尻尾を振っている感じですが。
「わけもない」は「法外な」「非常な」(富山県礪波地方・石川県能美郡)。
「わこ」は「男の子」「坊ちゃん」(盛岡・常陸那珂郡)。
「わさ」は「輪」「紐などの輪」「紐などの結び方の一種」「わなの一種」(地方は省略します)。*1
「わさうえ」は「田植始め」(和歌山県日高郡・岡山・広島・島根・山口・大分・佐賀県藤津郡)。
「わし」は①「深山の細道」(鹿児島県種子島)。②「他人の子供をさしていう」「ぼっちゃん」(加賀・石川県金沢)。
「わしり」は「浪が荒した海岸の道」(佐渡)。ロシア男性名みたいですね。
「わせる」(動詞)は「来る」「来られる」(伊豆八丈島・山梨・静岡・愛知・滋賀・京都府相楽郡・鹿児島県肝属郡種子島)。*2
「わだ」は①「入海」「入江」(静岡県賀茂郡岡山県邑久郡対馬)。②「山の窪地」(対馬)。③「小部落」(壱岐)。
「わたくし」は①「奉公人の休日」(奈良県北葛城郡)。②「内密の貯え」「へそくり金」(山形県東田川郡・神奈川・奈良県吉野郡・愛媛・山口県浮島・大分・南島喜界島)。みんなへそくり多すぎ!
「わたくしごと」は「水痘」(対馬)。
「わたし」は①「油注し」(愛知県春日井郡)。②「遊女」(桑名)。③「焼網」「てっきゅう」(北海道・青森・秋田県鹿角郡山形県村山地方・富山・山梨・長野県下伊那郡)。
「わち」は①「猪よけの石垣や木柵など」(静岡県周智郡・愛知県北設楽郡)。②「垣」(長野県下伊那郡)。
「わっくーどんくー」は「かえる」「ひきがえる」(長崎県西彼杵郡)。*3
「わったわった」(副詞)は①「強く打つさま」(青森県上北郡)。②「一心不乱に」「一所けんめい」(青森・秋田・岩手県和賀郡)。
「わっちわっち」(副詞)は「非常に」「全力で」(秋田県平鹿郡)。*4
「わらいぎ」は「百日紅」(埼玉県入間郡)。
「わらりわらり」(副詞)は「急いで走るさま」(仙台)。
「わん」(代名詞)は①「われ」「私」(南島)。②「おまえ」「汝」(伊豆三宅島)。
「わんでんさん」は「波止場」(長崎県五島)。

 

*1:「わさだいくさん」は「下手な大工」「たたき大工」(埼玉県児玉郡)。

*2:でもGoogle検索によると福島の方言で「忘れる」とのことです。

*3:「わっく」は「かえる」「ひきがえる」の他「醜婦」の意も(地方は省略します)。

*4:「わっち」(代名詞)は「女の自称」「私」「汝」「きさま」(地方は省略します)。