永遠のなかの庭園

毎年恒例、画像処理能力の限界〜

キャラメル箱の庭

若すぎる現実と悟りの果実

食べられても土になってもただ還るだけ

麗かな節気に焦がれゆく華

千の花が綻ぼうと生き急ぐ由はない

秘めた伝説に想いを馳せて

風のようにいつでも彼方まで

その清らかさは名残の白雪

花弁一つ一つが音もなく積もり

春も幸せもきっとまた巡る

必ず鳥が渡るように

霙が吹雪く中に春の音色を

見上げるともう冬の梢ではないから

黄金の実に降りしきる白銀

まるで幸運の泉のように華やかな願い

ほとんど見えなかった光景

心ははっきりと見つめていた

たとえ雲に意思はなくても

立ち昇る陰陽に目を凝らす

すべては生命たちのために

宝石のような輝きも儚さも

荘厳の終節は光の燃え殻

きっと眩しさを集めた色になる

それが精一杯の世界なら

王国のように染め上げればいい

日曜日の晴れ渡った景色

クリスマスを待ちながら秋も手放したくなかった

月を頬張り気の向くまま

踊ろう星が重なる間だけでも

空模様に心模様を重ねて

万感の思いさえいずれ散るけれど

胸の奥底で狂おしく吼え

静かな夜だったのに昨日なら得られたかも知れない何かを

狐火揺らめく退廃の兆し

鬼火そして漁火夏は自ら力尽きた

晴れ渡って現世から離れ

霊魂を数えるあの花が揺れるままに

実りと蘇生、楽園の秋夜

希望が高鳴り鼓動が煌めく

同じ繰り返しの月と日を

新鮮に感じるのは生きて変化している証拠

シルエットに夕陽の欠片

熾はいつまで南の樹の裡に燃える

暑さだけではなかったと

今更だとしても思い出の奥底を探せば

今や季節まで平等でなく

昔の夏の音がずっと支えてくれているのに

完全に自由でありながら

一瞬の黄昏のためだけに高く低く染め分けて

もう奏でることのない音

私が終わらせたことでも誰かにとってはこれからの夢

公園さえも日常ではない

とてもそうは思えないけれど

風も雲もただ吹き抜けて

何も告げはしないのに教えてくれると信じて

君はここへ戻って来るか

君に恥じない姿で迎えることができるのか

緑だけは恐れることなく

こうして寄り添わせて欲しい

今ではない場所の悟りを

身を捩る思いで見いだした真の実り