永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

星がくれた名前 2

 

星にまつわる珍しい語句を紹介しています。
こちらの本から抜粋しましたが、説明文を自分の言葉で少し短くしているので、気に入った語句があったら命名する前に原典をご確認下さいね。

星の文化史事典

星の文化史事典

 

 

イアエ [ペルー] カマイウラ族の月の神。

イシュ・チェル [中米] マヤの月の女神で太陽神キニチ・アハウの妻。多くの化身を持ち、虹の女神、出産、癒し、水、薬などの守護神。洪水を起こす事もある。

イタケシナ [アイヌ] つららとシリウスを使った恋がかなうおまじない。

イツァムナ [中米] マヤの太陽年の二番目の月「ウォ」の守護神。この月は狩人・漁師・呪医・巫女により盛大な祝宴が行われる。

イリーヌ・ウプス [沖縄] 琉球の言葉で「西の大星」。宵の明星のこと。

イルウィラカン [中米] ある遺跡の広場にイルウィラカン(空中)という柱があり、その上に金星の象徴の模様が描かれていたという。メキシコ絵文字の金星は、白い体に赤筋が何本も入っている図柄である。

インティ [南米] コリカンチャに祀られている太陽神。妻は月の女神。

インティワタナ [南米] マチュピチュに残る日時計。「太陽をつなぎとめる柱」の意。

ヴィラコチャ [中米] インカの最高神、嵐と太陽の神。大地・星・空・人間を作った。太陽・月・星はチチカカ湖で誕生した。

ヴィローチャナ [インド] 「輝くもの」の意。インドの太陽神の別名。奈良の大仏ヴィローチャナである。

ウェアレ [ケニア] 「恵みの父」の意。ケニアのルオ族の最高神。多くの名を持つがその中に「ワン・チェン」(太陽の眼)という名がある。「月」も別名。自然を支配。

ウェレ [ケニア] アバルイヤ族の創造神。太陽と月を作ったが両者が喧嘩、仲裁に入り、また嵐や星も作った。アバルイヤ族にとって彗星は悪い戦争のきざし。

ヴォロス [ロシア] 熊の姿をした農業と商業の神。土着の多神教で特に好かれた。

ウシャス [インド] ヴェーダ神話暁の女神。黄金のヴェールをつけ、太陽神スーリヤの妻とも言われる。常に若く、地上のものに生命力を与える。天と地の連結者でもある。

ウプルツィン [ブラジル] カマユラ族の神話に登場するコンドルの王。光を持っている。太陽に騙されて捕らえられ、太陽が昼を担当することに同意する。

ラニ [ギリシア・ローマ] ギリシア神話のミューズの1人。占星術と天文を司る。

 

※「イ」のつく名前が好きな私が金星の象徴イシュタルを入れなかったのは、この本に「夫の死を嘆き地下の世界に降りたが結局敗れて死体となり…」などと書かれていたためです。※

 

     

私の想像するイシュタルさん。犬種スルーギ。

こんな高貴なお方飼えません!