永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

星がくれた名前 5

 

星にまつわる珍しい語句を紹介しています。

こちらの本から抜粋しましたが、説明文を自分の言葉で少し短くしているので、気に入った語句があったら命名する前に原典をご確認下さいね。

(今日の記事は何だか丸写し率が高い気がしますが)

星の文化史事典

星の文化史事典

 

 

シー [南米] インカとほぼ同時期にあったチムーという国で信仰された月の神。

シェムウ [エジプト] 古代のエジプトでは1年は12カ月で、4カ月ずつアケト・ペレト・シェムウの3季に分かれていた。

シトラリクエ [中米] ナワトル語で「星のスカートをはいている者」の意。アステカの天の川の呼称の一つ。

シトラルテペック [中米] ナワトル語で「星の丘」の意。

シニーヴァーリー [インド] 新月を表す女神。他の月齢の女神としてクフー、アヌマティ、ラーカーがいる。

シプ [中米] マヤの太陽年の三番目の月を表す。

シムルグ [イラン] 神鳥。

シャシン [インド] 「兎をもつ者」の意。月のこと。

シャマシュ [シュメール] メソポタミアの太陽神。シュメール語ではウトゥ。正義と占いの神ともされる。毎朝さそり人間がマーシュ山の扉を開き、シャマシュが空にのぼってゆく。物語は少なく、シュメールの物語ギルガメシュで、風を起こしてギルガメシュを援助したこと位しか伝わっていない。

シャラタンガ [南米] タラスコの月の女神。豊穣を司る。母のクリカウェリは満月から新月に至るまでの女神ともいわれる。

シュパー [バビロニア] 古代バビロニアではうしかい座をシュパーと呼んだ。語源不明?

シュル [中米] マヤの太陽年の六番目の月を表す。

シン [メソポタミア] メソポタミアの月の神。ナンナ、スエンとも呼ばれる。ウル市の神で、ジッグラトの頂上が住居とされる。大気の神エンリルと穀物の女神ニンリルの子。夕方になると三日月型の船に乗り空を渡るとされた。求婚のために洪水で河を満たし、畑に穀物を育て、湖沼に魚を、森に鹿を、砂漠に植物を、果樹園にハチミツと葡萄酒をもたらした。

ジン [北米] セネカ族に伝わる天空の竜。流星の炎を放つドラコンといわれる。

辰星 [日本] 水星のこと。冬を司るとされる。

ズィーシュ [アラビア] イスラーム帝国のアッバース朝で作られた天文学文書のこと。インド天文学衰退後は世界最先端の内容となっていった。

スーリス [ケルト] イギリスのバースにはケルトの月の女神スーリスの神殿があった。

セケの線 [南米] インカの首都クスコのコリカンチャ地区から放射状に伸びる線で、さまざまな聖地ワカと結ばれている。

摂提 [中国] 中国の星座で西洋星座のうしかい座の一部。意味は木星の異名。インド二十八宿の第十三宿の音訳、インドの寅年の音訳という説もある。

セプデト [エジプト] エジプト独自の星座であるデカンの一つでシリウスを指す。女神イシスの化身。

 

※ふりがなの無いものは原典にも記載無し。※

うしかい座」にまつわる名前を牛追い犬に命名するのはどうでしょう?

凝っていて格好いい!と思ったのですが「オーストラリアン・シェパード」の名前が「シュパー」だったら、5秒で考えた安易な名前だと思われてしまうでしょうか…?