永遠のなかの庭園

書きたいことがありすぎても大変

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ちぎり絵

この場所を絵にするなら

青の中へ

水の層を押し花にして

三度巡り

問いかける前に見つめ直した

未来の地図

公園らしい公園は人も緑も大きく育てる

祝祭の日曜

六月の晴れた休日は音楽と 公園と

すぐそこに

奇跡を見せてくれるから

瑞々しさが

太陽に逢えない時も

緑色の蓮座

選べるとしたら葉の上に座っていたい

新しい歴史

新しいものは伝統の頂点かも知れない

一番高い空へ

夏は一度 高く空へ舞い上がってからゆっくりと広がり 降りて来る

紫の光と影

夏に至るまで繰り返す

小さな羽で

いつか高く飛ぶよ

6月の晴れた日

梅雨の晴れ間の漲る気配

聖域での懐古

昔を忘れずに今の姿も心に刻んで

行きたいところへ

日が暮れないうちに行きたいところへ行こう

扉のすぐ外に

幸運がすぐ近くまで

仲間たちと

好きな形でいられる場所で

たった一つだけを

進む方角だけ一番大切な事だけ

飽きる程の日常に

自分の中で自分を超える時が分からなくなったら

雲は踊る

白い月はワルツを踊れる?

影絵の丘へ

丘の向こうへ手を振り返す

梅雨色

梅雨入りしたばかりでもう潤い伸びてゆく色に

植民地横丁

黒猫の飾りが風に揺れ時々光る金色の瞳

互いに見上げて

どちらかが見下ろすのではなくこちらが見上げているように火星からも金色の瞳で

何度も手を振るよ

黄昏の色のあるうちは振り返り何度も呼び合って

寿命の春から秋まで

こうして一番大事な時間を過ごせた事

月の兎の傾聴

離れていても聴こえるけれどもっとよく聴きたいんだ

黄昏前の光の中を

雨の季節が来る前に光の中を

雨に濡れた庭

瑞々しく息づいて

幸運のかけらたち

雨の滴もクローバーのように幸運