永遠のなかの庭園

書きたいことがありすぎても大変

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

緋の芽

花とは違う咲き方を

晴れ間

いよいよ明るく拓けた世界

時の色

開花から結実までの近道が秋だと思った

旧友と

何年振りかと笑い合って食べ終える前にその時間を飛び越えて

仰ぎ見る空

時折正しいものに教えを受けながら

千の秋ほど

雨が続いても色褪せる事なく

破壊の守護神

あるべきじゃない物が美しい時はどんな顔で見送ればいいのだろう?

通り過ぎる色

はっとするような緑色は今年はもう見納めだろうか

日常の旅へ

同じ街の様々な表情

また会おう

白い彼岸花の言葉通りに

失われずに

空っぽの中に文化はちゃんと生きている

円熟の昔日

古いものが美しい時代はこれからも続いてくれるだろうか

懐かしくて

故郷を持たないから故郷のように何度も

遠いあの日

秋は何故か見たことのない昔とよく似ていて

高くて深い

濃い青なのにやはり秋の色だね、と

白い軌跡を

誘われるまま朗らかな旅

水盤の光景

こちらより鮮やかな別世界昔の秋のように憧れる

染まりゆく

陽が傾くと秋の気配が垣間見える

充実の秋へ

まだ伸びられるなら遥かを見つめ胸を張れ

誰かを待つ頃

月を待ち人を待ち

長月のお茶会

休日が晴れたらお茶会をして

守られた部屋

南国の気分で呼吸できるまで

あの場所へと

誰もいない温室言葉にならない思い

葉脈を透かし

緑が生きていて赤も生きていて時々混ざり合いながら

高天原へ去る

太陽が少し早送りされている事に気付く

別の夢の世界

いつもと違う秋はどんな世界なのか

秋を歩く方法

去年と同じ方角で秋を待つのか

色採集の季節

秋はあまりにも深いから今からもう色彩を集め始めよう

風吹く言の葉

満ちた時間をありがとう

命が花開いて

何が命を吹き込んだのか