永遠のなかの庭園

書きたいことがありすぎても大変

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

天の襞が時間を刻み

いつの間にかあっという間に暮れゆく

残照が深く沈むまで

光と雲を味わうように

雨上がりに夜の森へ

全ての樹がざわめいているから

何が移り変わるのか

その境界にはっきり気付いていても

晩夏は紅色とともに

夏も昼も名残惜しく

ひんやり南国の憩い

最高の夏だと振り返るために

葉の季節に花揺らぐ

いつから待っていてくれたのだろう

同じ時間同じ場所で

一緒に見上げなくてもこうして伝えられる

それでも雲に届いた

夢を目指した君を誇れ

光は消えず流されず

何故輝き続けることができるの

妖の夜に引き込まれ

踊れないまま魔法が解けるまで踊れ

人が住み暮らすなら

方舟のようにあらゆる生命を連れて

風のそよぐ夕暮れに

同じように手を振ってさよならを何度も

まだ深い八月の最中

秋を想ってもいいだろうか

第15回 平和市民のつどい 東大和市

終戦の8月。 変電所のことを何度も思い出していましたが、このイベントも偶然通りかかって撮りました。 ※画像12枚※ 「変電所」についてはこちらからどうぞ。 時々内部公開されていて、このブログでも何度か紹介していますが、夜間に入るのは初めてです。 …

どうか永遠の眠りへ

いつかはあなたが語らなくてもいい日が来るから

第21回 羽衣ねぶた祭

去年の夏の方が長く猛暑だったのに、今年の夏は何故だかグダグダ (熱中症ではないのですが) 。 リアルタイムでブログの更新を見守ってくださっている皆様にはご迷惑をおかけしております。 ※画像13枚※ ※動画6本※ ねぶた! 今年はねぶたの来歴を調べるなど…

心の故郷のための祭

家を持たない者帰れない者たちにも

冥界の夜、月は彩雲

みんなどこから帰ってくるのだろう

天は苺色に染まって

夏空のカクテルアワー

日没が過ぎても夏雲

残暑を迎えても真夏

本当に見上げるだけ

守りたくても助けたくても遠すぎるから

しなやかな緑の若枝

頼りないままに伸びる夏よりも眩しい若さで

夢から覚めて朝焼け

夏の早朝きっといつか思い出す

朱い魂たちの逃避行

涅槃から出でてこの灼熱の中へ

咲いて枯れて一瞬に

未完成ばかりが奏でる世界

夕焼け空、森の彼方

描いた夢が観られそうな方へ

分かり始めた故郷へ

帰れるのはいつになるだろう

大樹に誓いをかけて

あとはどの方向に?

メッセージを託せば

空に見えない橋をかけてくれるだろう