2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
いつも震えて逃げ込むいつだって裏切らない
同じ呼吸の夜だから声が聴こえてくるだろうか
よだかの星が見えた
時々は何もかもが決まっていたかのように上手くいく
小さな小さな白梅香りはこぼれて転がるように遠くまで
番地が違うのは分かっているけれど憧れた物語に繋がっている気がして
寒い時に思い浮かべる暖かい記憶
寒さの中でも成長してゆく
現実の仕組みを探していたけれどもっと知りたかったのは夢を叶える魔法
とても小さな花束を消えてしまいそうな花園を抱き締める季節
遠いほど憧れるのか
冬の空気が澄んでいるのは本当だなぁと
氷越しの色
雪が降った後の川霧は思い出を映すため今日だけは声に出して名前を呼ぶ
弱い冬の陽射しに透き通るとは思っていなかった
特別な色を織り成す才能に
真っ直ぐな意思と偽りのない光が見つめ合ったのだから
明るい昼間に確かなものを探し求めて
見知ったはずの場所の見慣れない季節たったそれだけで
美しいものを見ていたいでも深く考えられるようにもなりたい
どんなに遠くまで行っても懐かしいものに似た何かをふと見つけては同じ場所へ舞い戻って繰り返し
普段なら学校にいる時間いつもは通らない路地の読めない看板に目を凝らす
常なる緑 光射す梢学びの庭
世界は広いけれど時間は限られているけれど光り輝く場所へその瞬間へ
真っ直ぐな輝き青天に差し伸べられた樹に鳥の栖
進むべき道は光り輝いている
光る羽根寒さで身を寄せていてもあの幸せの形だとわかる
影が光に場所を譲り見渡す中で一番小さな生命も恩寵を浴びて
懐かしい場所から新しく始めたくて
久し振りの犬の散歩のような視界で
