永遠のなかの庭園

書きたいことがありすぎても大変

2016-01-01から1年間の記事一覧

今年の想いを

すべてを糧にして

残り僅かな日

抱き留めた光が零れ

幸せを招こう

きっと来てくれるはず

小鳥を呼ぼう

この庭で巣を作り卵を孵してくれますように

一枝ずつの家

そろそろ作りたい棲処を思い描いて

鈴の音は遠く

これからの街に手を振ろう

クリスマスが

特別に輝く年もそうじゃない年もクリスマスの街の装いはずっと好きでいたい

この街の聖夜

遠い国のように祝おう

輝け、栄光よ

時は飛び去るけれど夢が叶う日に向かって疾走しているんだ

長い夜だから

ずっと続く夢が欲しい

暖かい冬の道

空がぼやけてゆくほど暖かい午後

忘れない夕景

変わらない想いを何度も取り出して見つめる

願いはきっと

いつか伝わるはず

黄昏を歩こう

輝く夜が目覚める頃に

聖夜に向かい

誰かのために走ると心が温かくなる

讃美歌の街角

片隅から歌声が加わり

甘いコラール

チョコレートケーキの天使たち

表舞台の森で

煌めきは祈り

土の上で歌う

華やかさに憧れてその地からも離れられなくて

常緑樹を飾る

君の喜ぶ顔が見たくて

季節の先導者

暗い冬へ向かう道も怖くないから

深紅のツリー

クリスマスの鐘が聴こえる

暖かい夢の中

願いが叶う夢の中で

時を紡ぐ階段

昇って降りて時計のように繰り返す思い出

冬の空に歌え

遠くまで届くように

うつむいても

美しいものは存在する

黄色の森深く

目覚めたままで夢を見る

北風は止んで

日だまりをくれる太陽

伝えたいから

秋の色がクリスマスの色になり

等しい時間を

それぞれの速度で