永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法の街角

魔法のランプを探したくなるような店が好き

藤の香のひととき

藤棚に夕闇が降りて溢れる香りに包まれる

春らしくないほど

もっと鮮やかに眩しくなれ

その勢いは

競うように 慈しむように

立ち上がる

輝きに勇気をもらい歩き出す

故郷を越えて

同じ水脈だからこの丘も懐かしいんだ

闊歩する道

明日も道が開けていますように

どうか、大地よ

揺るぎなく豊饒の日々へ

里山の夕暮れ

入り日は果実のように熟れて

この春のうちに

もう一度笑顔に

4月の哲学

動けない時変われない時はその場所で胸を張るんだ

遠くを見つめる

ずっと先の聖域で夢に見た再会

光の春の日

すべての人達とこの季節を分かち合いたかった

水脈を辿りながら

世界の水はどこかで繋がっているのだと

天地太平を

すべての季節そして毎日が

平穏への子守歌

揺るがない場所で誰もが休息できますように

夢に誘われた道

芽吹いたばかりの森は仄明るく優しい夕暮れ

数ある春の中でも

夢が叶ったあの春はまたいつか巡って戻ってくるだろう

同じ色 違う時間

「まだ散っていない!」精一杯の叫びならばかすかな声でも届く

一瞬の夢のあと

一瞬でも毎年必ず見られる夢だから

当たり前の一日

私にとっての異次元もここでは日常

嘆かずに求めよ

平和でいられる方法をみんなが探しているのに

距離よりも遠い

近くて遠い場所はここだけではないけれど

お伽の花見

南の島の言葉でサクラ は何と呼ぶの?

訪ね歩く春

春ならではの色に咲く花桜色もあらゆる濃淡をすべて観たい

季節のような新旧

伝統の場所も新風を待っている

薄曇りの淡色

春の白さは冬の白さとは違う

疾走する季節

成長とは自分の色に疑問を持つ前の向こう見ずで華やかな時間

新緑が見上げる

生まれたばかりの眩しさで

目覚めた色彩

ずっと温めてきた色彩の爆発に目が回りそうになる