永遠のなかの庭園

しばらく過去で暖を取りましょう

近くてもどこかへ

今週のお題「私の癒やし」

 

そろそろ方言辞典の終わりも近づいたので、『今週のお題』には乗れる限り乗っかろうと思います。

 

 

「癒やし」だっけ?「癒し」だと思っていたのに…などと、初っぱなから悩み始める私には、自業自得ながら癒しが沢山必要な気がする。

 

 

好きな音楽だって沢山あるし、自分で撮った写真や、他の人の写真を見るのも大好きで、いつもとても癒されると思う。

 

でもどうしてもそれだけじゃ駄目な時、何を考えているのか自分でも分からない時、私は歩き出す。

 

犬を飼っていて熱心に散歩をしていたので、きっと傍からは急いでいるように見える。でも私にとって一番の歩幅とリズムは、その勢いとは裏腹に何故か心を落ち着かせてくれる。

走るのは速くないし、運動も得意ではないけれど、歩くのだけは得意で好きで、体がとても軽い。

 

車や自転車ではなく歩きたいのは、何かを見逃さない安心感なのだろう。よく見たいもの、撮りたいものがあった時に、いつでも、何度でも戻れる安心感なのだろう。自分の速さで、自分の力で、自分で何かを見つけること。

 

そうしていれば、歩いて行ける範囲だけでも、世界をコントロールできているような気分になって落ち着けるのかも知れない。

次に迎える犬のための体力維持ができていると、満足している部分もあるのだろうと思う。

  

自分の心の中も、歩いていると進むべき道や方向を見つけやすい気がして。

 

明日は、そして週末はどこを歩こうか。