急に重い話題ですみません。画像多数です。
東京都東大和市の戦災建造物、
『旧日立航空機株式会社立川工場変電所』
公開日に行ってきました。
建物外観は過去に少し載せているので、早速内部へ行きましょう。
これが穴?
本当に穴が貫通していました。
「蓄電池室」は入口右側、階段は左側です。
こんなに傷だらけの場所なのに、この日は暖かく光ものどかで、窓辺でのんびり本を読みたいような、でも泣きたいような気分になりました。
内部には丁寧な展示がありました。
この場所がこんなにも苛烈な爆撃を受けていたとは…。
この「変電所」が穴だらけなので、電力の供給を断つためにここが集中攻撃されたのかと思っていましたが、工場の事務所本館は防火壁2枚を除いて跡形もなく焼失したそうです。
建物周囲も柵で保護されていて、普段こんなに近くで観ることはできません。
いつもは閉ざされた場所。
最後にもう一度、あの穴が幻ではないことを確かめずには居られませんでした。
この場所への攻撃は、1945年の2月17日、4月19日、4月24日の3回あったそうです。東京大空襲の3月10日を主とした空襲もこの近辺ですね。不安な日々がどれだけ長く感じられたことでしょう。
3月11日の午前は、この建物がある東大和南公園にて防災フェスタが開催されるそうです。